多種多様な樹種の宝庫、林業中心地は北部“やんばるの森”
亜熱帯海洋性気候特有の生態系から造林樹種が35種と多く、木目や色合い、重さなど非常に個性豊かな性質があります。沖縄の伝統建築はスギとイヌマキで作った木造住宅であり、多方面で利用されてきたリュウキュウマツ、最も材積の多いイタジイのほか、イジュも資源量が多く入手が容易な材です。家具指物材にはセンダン、クスノキ、テリハボクなどがあります。県最大の木材供給拠点である北部の国頭村をはじめとするやんばる地域を中心に、防災や環境保全との両立を図りながら持続可能な林業が行われています。