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兵庫県の森林と林業
兵庫県の森林
- 植生
- 兵庫県｜森林の植生
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自然林としてあげられた群落の多くは、暖帯域の低山帯を主領域とするもので、中でもシイ型森林が半数を占めています。これに次いで、暖帯上部を主領域とするカシ型の森林が特徴的です。
中間温帯域の群落としてはモミ・ツガ型の森林、イヌブナ林が中央山地の南部に残存しています。一方、アスナロ林、カシワ林が日本海側に残存していて、瀬戸内気候との相違をよく反映しています。
- 歴史
- 兵庫県｜森林の歴史
- 波賀町には、かつて兵庫県の国有林では唯一の森林鉄道が走っており、いまでもその遺構が残されています。最盛期には路網全体で50kmほどにも達するもので、木材運搬に利用されていましたが、1955年頃からはトラックに置き換わり、1968年にその役目を終えました。現在では観光用列車としての復活を目指しており、2023年8月には、競売にかけられたディーゼル機関車を取得し、108mの周回コースが完成したことで注目を集めました。今後は森の中を走らせる構想もあり、かつての林業遺産が町興しに役立てられています。
- 特色
- 兵庫県｜森林の特色
- 明治時代の後半まで樹木のほとんどないはげ山のような状態であった六甲山系ですが、山との距離が近い神戸の街を水害から守るため、明治時代後半に入り大規模な植林事業が行われ、現在の表六甲（六甲山の尾根の南側）の風景につながっています。ここでは多くの広葉樹が植林されていますが、これらは商品として提供される状態ではない一方、裏六甲（尾根の北側）で古くから植林されてきたヒノキは比較的目の細かい良材として知られています。
兵庫県の林業
- 資源の現状
- 兵庫県｜資源の現状
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森林総蓄積は約1.25億㎥と全国の2.3％を占めており、天然林が3,598万㎥（広葉樹約57％）、人工林が8,971万㎥（針葉樹99％）となっています。森林総蓄積のうちの人工林の蓄積量は71%を占めているため、全国と比較して人工林率が高いことがわかります。（全国平均は64％）
人工林の齢級構成は、41年以上（9齢級以上）が約9割を占めており、大径木が多くほとんどの木が伐採期を迎えています。
- 素材生産
- 兵庫県｜素材生産
- 全体の素材生産量は38万㎥で蓄積量の0.3％を利用している現状があります。樹種別生産量比較としてはスギが66％、ヒノキが30％となり、用途別生産量では製材用が24％、合板が38％、木質チップが38％となります。
- 木材流通
- 兵庫県｜木材流通
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情報募集中
- 木材の利用促進
- 兵庫県｜木材の利用促進
- 「ひょうご木製品マイスター登録制度」を設けて、県産木製品の販売等を通じて木の良さや木材利用の意義を広く県民に伝える活動意欲のある事業者をマイスターとして登録しています。主に事業者は県産材を用いた家具や建具、玩具、日用品等の販売を行います。
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