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奈良県の森林と林業

奈良県の森林

植生
奈良県|森林の植生
奈良盆地から近畿地方最高峰である八剣山までの高度差の間での照葉樹林、夏緑樹林、亜高山帯針葉樹林の垂直分布が見られます。奈良盆地やその周辺は古くからの歴史の中で開かれてしまっていますが、春日大社原生林を始めとする社寺林には、自然の植生が残されているところが多くなっています。
歴史
奈良県|森林の歴史
全国で初めて足利末期の1500年ごろ植林が行われていたのがこの吉野の地であると記録が残っています。戦国時代では、大阪城や伏見城などの城郭や寺社仏閣で吉野の木が使われるようになり、その後徳川幕府の直領となってから林業は住民の生業としてこの地に根付きました。木材消費地である大阪に近く、吉野川の水運によって木材は運搬されました。

1800年代には後の「造林王」と呼ばれる土倉庄三郎が「土倉式造林法」を体系化して全国に普及させ、各地で林業の生産力を上げました。今でも吉野では山の所有者(山主)と山の管理者(山守)を分ける「山守制度」によって林業が営まれています。
特色
奈良県|森林の特色
密植多間伐長伐期施業、そして盛んな枝打ちを行うことによって育成される吉野材は、無節で完満通直であり、材としての利用において大きな利点となる特徴を備えています。こうした材は、水が漏れにくく酒樽を作る材料である樽丸の生産に最適だったため、吉野林業は「樽丸林業」としても知られてきました。

所有者と管理者を分ける「山守制度」という伝統的なシステムを守り続ける吉野林業で生産される材は、現在でもその美しさを活かして柱材だけではなく床材としても活用されています。

奈良県の林業

資源の現状
奈良県|資源の現状
森林総蓄積は約8,170万㎥と全国の1.5%を占めており、天然林が1,776万㎥(広葉樹約83%)、人工林が6,390万㎥(針葉樹100%)となっています。森林総蓄積のうちの人工林の蓄積量は78%を占めているため、全国と比較して人工林率が高いことがわかります。(全国平均は64%)
人工林の齢級構成は、41年以上(9齢級以上)が約9割を占めており、大径木が多くほとんどの木が伐採期を迎えています。
素材生産
奈良県|素材生産
全体の素材生産量は12万㎥で蓄積量の0.1%を利用している現状があります。樹種別生産量比較としてはスギが58%、ヒノキが40%となり、用途別生産量では製材用が78%、合板が7%、木質チップが15%となります。
木材流通
奈良県|木材流通
吉野製材工業協同組合傘下の約100企業によって、1974年に工場内の一角に倉庫兼展示場を備えた「吉野材センター」が建設されました。共同取引を進め、吉野材の品質管理、販路の拡大を図り、流通機構の合理化に努めるなど多面的な機能を発揮しています。

同センターでは製品企画や木材調達から製造・物流・マーケティング・プロモーション・販売までを一貫して手掛ける流通拠点「吉野ウイング」を2020年に設立。吉野ウイングではプロでも個人でも直接吉野杉が購入できるシステムを構築しました。
木材の利用促進
奈良県|木材の利用促進
・県がHP「奈良の木のこと」を運営しており、地域材の魅力発信を行っています。HPでは吉野杉の歴史をはじめPR動画やパンフレットなどを無料公開しており、県産材を使用した建築物や雑貨に至るまで様々な実例を写真とともに掲載しています。
・県産材利用に関して多くの支援が行われており、主に住宅、非住宅、木製品について県のHPに情報が紹介されています。また「奈良の木づかいCO2固定量認証制度」も行っています。

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