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熊本県の森林と林業

熊本県の森林

植生
熊本県|森林の植生
標高1,100m以下のヤブツバキクラスの植生では、スギやヒノキの植林地によって大部分の面積が占められています。自然植生の代表例としては、モミ林やスダジイ林、アカガシ林やイチイガシ林、ウバメガシ林があります。九州山地が広がるため、植生分布は幅広くなっています。
歴史
熊本県|森林の歴史
県内有数の生産地である小国の林業の始まりは江戸時代に遡ります。肥後の国を治めていた熊本細川藩から各戸に25本ずつ苗木が渡され、林業が奨励されたことに始まると言われています。それ以来、吉野まで林業を学びに行く熱心な林業家を輩出するなど、有力な林業地として発展してきた、国内でも長い歴史を持つ林業地のひとつです。

小国林業により生み出される「小国杉」は2008年に地域登録商標として登録され、その定義は「熊本県阿蘇郡小国町及び南小国町産の杉木材」と定められています。
特色
熊本県|森林の特色
県土の6割を占める森林の特徴として、スギ林の挿木造林が挙げられます。品種がそろい、材の性質や成長速度の均質性が取れることがメリットとして挙げられます。県内で生産されるスギの品種にはアヤスギ、ヤブクグリ、シャカイン、オビアカ、メアサなどがあります。

熊本県の林業

資源の現状
熊本県|資源の現状
森林総蓄積は約1.5億㎥と全国の2.6%を占めており、天然林が2,607万㎥(広葉樹約95%)、人工林が1.2億㎥(針葉樹98%)となっています。森林総蓄積のうちの人工林の蓄積量は82%を占めているため、全国と比較して人工林率が高いことがわかります。(全国平均は64%)
人工林の齢級構成は、41年以上(9齢級以上)が約9割を占めており、大径木が多くほとんどの木が伐採期を迎えています。
素材生産
熊本県|素材生産
全体の素材生産量は96万㎥で蓄積量の0.7%を利用している現状があります。樹種別生産量比較としてはスギが75%、ヒノキが22%となり、用途別生産量では製材用が78%、合板が13%、木質チップが9%となります。
木材流通
熊本県|木材流通

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木材の利用促進
熊本県|木材の利用促進
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