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長野県の森林と林業

長野県の森林

植生
長野県|森林の植生
南北に長く、標高にも差がある長野県では生育する植物が非常に豊富です。樹木のうち常緑のものは、針葉樹がカラマツを除く32種類、広葉樹は69種類が認められ、県内で合わせて101種類が確認されており、その中にははヤツガタケトウヒのように全国でも長野県にしか自生していない種もあります。
歴史
長野県|森林の歴史
安土桃山時代に豊臣秀吉が木曽路の優良木材を築城などに利用し、大阪城や伏見城などの建築用材として多く利用しました。江戸時代、徳川家康は木曽を尾張徳川領として定め、強度伐採(約80%の良材の抜き伐り)により、切られた木材は築城、造船、土木用材のために利用されました。

約100年に及ぶ大量伐採により資源が枯渇し、それを危惧した尾張藩は木材の伐採量を減らして森林保護政策を設け、「巣山」と「留山」を設けて森林を保護、「停止木制度(ちょうじぼくせいど)」を設けて木曽五木と呼ばれるヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキの伐採を禁止しました。尾張藩の木曽森林の管理は1869年まで続き、版籍奉還により国家の所有する官林となりました。
特色
長野県|森林の特色
長野県と岐阜県にまたがる木曽谷で育つ木曽桧は、冬の寒さと雪が厳しいこの地域で、通常の2〜3倍ほどの時間をかけてゆっくり成長し、緻密な年輪を有していることが特徴です。豊臣秀吉の時代から、全国の城や屋敷、造船のために非常に多くの木曽桧が使われてきました。

江戸時代には木曽谷は尾張藩の直轄地となりました。長い間伐採圧力がかかり森林資源が枯渇している現状を受けた停止木制度では、違反者への罰は「木一本、首一つ」と言われるほど厳しい規制が行われた結果、現在では木曽五木は木曽谷の名産品になっています。

長野県の林業

資源の現状
長野県|資源の現状
森林総蓄積は約2億㎥と全国の3.6%を占めており、天然林が8,283万㎥(広葉樹約54%)、人工林が1.2億㎥(針葉樹99%)となっています。森林総蓄積のうちの人工林の蓄積量は59%を占めているため、全国と比較して天然林が豊富であることがわかります。(全国平均は64%)
人工林の齢級構成は、41年以上(9齢級以上)が約9割を占めており、大径木が多くほとんどの木が伐採期を迎えています。
素材生産
長野県|素材生産
全体の素材生産量は47万㎥で蓄積量の0.3%を利用している現状があります。樹種別生産量比較としてはスギが21%、ヒノキが10%となり、用途別生産量では製材用が40%、合板が49%、木質チップが10%となります。
木材流通
長野県|木材流通
流通体制整備対策として「信州ウッドコーディネーター」を設置し、販路開拓やマッチング、連携体制の構築を行っています。
木材の利用促進
長野県|木材の利用促進
・「信州ウッドコーディネーター」が、加工業者間の水平連携や、素材生産者である川上から施工者側の川下までの他業種による垂直連携体制を構築・管理し、信州材の安定供給のために活動を行っています。

・長野県林業総合センターでは積極的な木材関係の研究を行っており、信州唐松の表層部分にプラスチックの液体を浸透・効果させて木材の材質を改良する「表層WPC技術」の開発を行ったり、難燃剤の開発、針葉樹構造材の高温乾燥技術の開発、信州型ガードレールの開発、接着重ね梁の開発など、様々な研究を行っています。またバイオマスを利用した薪ストーブやペレットストーブの紹介を行っています。

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