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2022.10.7
まずはサンプル作成・お見積もりから
木材の調達・加工を相談するオフィス内にウッドデッキを納めた事例をご紹介します。 ご依頼主は自動接客ツール「anybot」を運営/開発するエボラニ様です。
お話を聞いてみると、
「オフィスを拡張移転するので、リラクゼーションスペース、コミュニケーションのスペースとして、ウッドデッキをオフィス内に設置したい。」
ということでした。
今回は、材の調達から施工まで請け負った事例をご紹介します。
規模も大きく、デッキ材の面積だけでも約190㎡あります。
また、お施主様との直接案件のため、材料の手配だけでなく施工も含めてご提案させて頂きました。本記事ではデッキ材の樹種を選定した際のエピソードや実際の施工風景など完成までの一連の流れをご紹介致します。
屋外での使用イメージが強いデッキ材ですが、実はオフィスのリフレッシュスペースにデッキ材を選択されるケースが増えています。現在案件をお持ちの方や自社オフィスの改装を検討されている方、新しい素材をお探しされている方、お気軽にお問い合わせください!
エボラニ様には以前のオフィスにて杉のウッドデッキを納めさせて頂いております。
今回のウッドデッキ設置にあたり選定条件として
・杉より強度があり、濃い色の樹種
・屋内での設置
・耐食性の心配はないが擬木ではなく本物の木を使いたい
以上の条件を踏まえて、デッキ材として多く使用されるハードウッド系、耐久性の優れるレッドシダーなど数点を提案しました。
検討いただいた結果、価格とデザインのバランスからセランガンバツに決定しました。
インドネシアなど東南アジアが原産で、硬く耐久性に優れることからデッキ材やフェンスに使用されます。同じくデッキ材として需要のあるイペやイタウバよりも軽く加工施工性に優れ流通量が安定して価格も手軽なことから、近年は商業施設で多く使用されています。
樹高50〜60m幹の直径は1mを超えるセランガンバツは、大断面の材を取りやすく、流通量が安定しているためコストパフォーマンスに優れた材といえます。近年品不足であるイペなどに比べお手軽な価格で入手可能です。
今回の案件では、ざっくりと以下の流れで納品いたしました。
①現地調査(寸法測定と図面起こし)
②材料選定
③材料搬入
④基礎打ち
⑤デッキ材貼り
⑥仕上げ塗装
まずは、現場訪問の上、正確な面積を測り図面にします。
床勝ち、壁勝ちなどの納まりを決め、施工に入ります。
セランガンバツ900本をオフィスにあげるところから始め、平行して基礎を作りました。
プラ束、土台、根太という基礎です。熟練した大工の仕事なので、あっという間です。
基礎を打った後に、デッキ材を貼っていき一気に仕上げました。
屋外で使うウッドデッキは通常5mm程間隔を開けますが、今回はオフィス内のためすき間に物が落ちないよう、すき間は2mmで仕上げました。
ところどころに、配線やコンセントの蓋や穴をつくり、納品後に不便が無いよう工夫しています。
全て貼り終わった後に、「もう少し濃い感じに塗装したい」とのご要望を受け、急遽貼った後に塗装しました。表面仕上げをベルトサンダーで190㎡かけるのも時間がかかるので、職人と検討した結果、ポリッシャーにやすりをつけてサンダー掛けをしました。
全体に効率良くサンダー掛けを行ったのち、塗装作業に移ります。
表情も引き締まり、無垢の質感がより高まったかと思います。
社員のみなさまのリラックス、交流の場としてご活用いただけましたら幸いです。
森未来でできること
弊社では、材料の手配のみならず設計(木工に限る)、施工のご相談も承っております。簡単な木工事であれば、工務店を通さず直接職人を手配するので、割安感も出ると思います。
施工も含めてのご相談や、ウッドデッキに関わらず木材に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ご依頼者 会社名:エボラニ株式会社
事業内容:自動接客ツール 「anybot(エニーボット)」を運営・開発するIT企業です。
HP:https://evolany.com/
設計 / 施工
会社名:株式会社森未来
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加工・施工までできます。