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防音性能に優れた国産無垢材フローリング

音静香

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ポイント

・吉野材の無垢材を使用

・基準となる防音性能を共同研究によりクリア

・２重床ではなく直貼りで施工可能

こんな人におすすめ

・無垢材のぬくもりを感じたい方

・防音性を兼ね備えた床リフォームを検討している方

・長い林業史を誇る良質な吉野材を使いたい方

概要

音静香とは、吉野材を用いた無垢の直貼り防音フローリングです。標準板幅110mm、厚み15mm～14.5mmで奈良県森林技術センターとの共同研究によって開発されました。樹種だけでなく塗料や表面加工にも種類があり、用途にあったフローリングを選べます。

音静香の特徴

・木の「ぬくもり」や「香り」を実感できる

・施工が簡単にできる

・表面仕上を用途や目的に合わせて選択できる

・集合住宅の推奨レベルの防音性能「LL-45」を満たしている

音静香は無垢材を使用しているため、木が持つぬくもりや香りを感じることができます。自然素材がもつ特有の人との高い親和性は、人工の複合フローリングでは味わうことができません。また、素材も銘木産地である奈良県の吉野材を使用しており、高い品質が確保されています。

音静香は直貼りフローリングのため施工も簡単です。表面の加工は、塗料や熱圧縮加工の処理を選択できるため、用途や目的に合った商品を選べます。

音静香の防音試験はJIS規格に準拠のもと奈良県と共同で行われました。集合住宅で推奨される性能基準「LL-45」を満たしているので、マンションなどの防音対策にもおすすめです。
※「LL」とはスプーンなどの軽くて硬い物体が床に落ちた時の衝撃音「軽量床衝撃音」の意味で、防音マットや防音カーペットの性能表示として用いられます。

木材コーディネーターからのコメント

国産のスギ・ヒノキを使用した直貼りフローリングは珍しく、加えてLL-45の防音性能を満たしたものはほとんどありません。

風合い

目の詰まったフローリングの表面は、さらりとした肌触りで木の温かみを感じることができます。

裏面には防音シートを直貼りしており、衝撃音を吸収します。

木材コーディネーターからのコメント

スギやヒノキは日本人になじみの深い樹種で、軟らかいため温かみがあり肌触りも心地よいです。マンションの木質化の際には是非ご活用ください。

音静香の使用事例

音静香を住宅に施工することで、隣室や下階への音漏れを防ぎながら柔らかな空間を演出してくれます。

eTREEで提供可能なオプション

・塗装

・サンプル提供

商品のご相談

プロダクトストーリー

お客様の声から着想を得た「無垢の防音フローリング」

商品の開発が始まったのは、1986年〜1991年頃。バブル景気に建設されたマンションが、ちょうど改修時期に差し掛かってきた時期でした。お施主様から頂く要望の中に、フローリングを無垢材にしたいという声が増えてきました。当時はシックハウス症候群などの建材に由来した健康障害が問題視されていたこともあり、建材をなるべく天然素材にしたいという潜在的な意識があったのかもしれません。

また、素材だけでなく施工が簡単で防音性に優れたフローリングの引き合いも多かったことから、無垢材での防音フローリング開発に至ったそうです。商品開発は奈良県森林技術センターと共同で行われました。

２重床でなく直貼りへの挑戦

当時は既存の床構造は合板フローリングや無垢フローリングの2重床構造がほとんどで、直貼りの防音フローリングは存在しませんでした。

無垢材の厚さ・裏溝の幅・深さなどさまざまな比較を重ね、無垢材の防音効果が最大限に発揮される組み合わせを明らかにしました。防音フローリングの裏面に貼る遮音シートは、県内だけにこだわらず、県外企業の製品も取り入れ、たくさんの遮音シートサンプルを手作業で作りました。

そうした長年の検証を重ね、現在取り扱っている商品にたどり着き、集合住宅で推奨される好ましい従来の性能基準「LL-45」を満たす、無垢の直貼り防音フローリングを提供できるようになったのです。

木材コーディネーターからのコメント

最近はマンションなどにも国産材の無垢フローリングを使う事例が増えてきています。「音静香」はSDGsの観点から見ても最適な製品といえます。
今後、全行程を機械化して生産力を向上させる計画とのことで、大量発注にも対応しやすくなる予定です。

商品バリエーション

素地フローリング

無垢材の感触を楽しんでもらえるように表面処理を行っていません。キズ・汚れ等がついた場合はサンドペーパーで施工時の状態を再現できます。

自然フローリング

表面強化法の「熱ロールプレス法」と自然塗料をUV処理したフローリングです。水廻りでもシミや汚れがつきにくく、ワックス不要です。

ハードフローリング

表面強化法の「熱ロールプレス法」と特殊硬化処理したフローリングです。表面は硬くキズがつきにくいため、土足や車椅子の床に最適です。

参考設計価格（2023年4月時点）

樹種	仕様	参考価格（円／㎡）
スギ	素地フローリング	10,300
スギ	自然フローリング	12,400
スギ	ハードフローリング	14,900
ヒノキ	素地フローリング	12,000
ヒノキ	自然フローリング	14,000
ヒノキ	ハードフローリング	16,500