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2022.12.12
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木材の調達・加工を相談するオフィス内のリラックススペースにレッドシダーのデッキ材を納品させていただきました。近頃はオフィス内でもリラックスや集中力アップを狙って無垢材を使う事例が増えています。今回はレッドシダーの魅力や無塗装で施工した理由などをご紹介します。
今回は国際物流大手・NAX JAPAN様の成田オフィスに113m2分のウエスタンレッドシダーのデッキ材を納めさせていただきました。リラックスルーム内には円形のウッドデッキスペースが3箇所設置されており、いずれも幅139mm、厚み26mmのレッドシダーを使用しています。選定の候補としてはレッドシダーの他にセランガンバツやウリンなどのハードウッド系や耐候処理をした松系の製品など、実際に屋外でウッドデッキとして使われるような樹種が上がりました。今回採用に至った大きな理由は、レッドシダーの加工性の良さ、そして何といってもスギやヒノキに劣らない香りの良さです。次項からは、そんなウエスタンレッドシダーの魅力や無塗装で施工した理由等をご紹介します。
「実際に屋外用のデッキ材として使用されているものを使いたい」というご要望から、レッドシダーのデッキ材が選ばれました。レッドシダーは木材腐朽菌に対抗する効果のある物質、「ツヤプリシン」を豊富に含んでいます。そのため、腐朽や虫害に強いのが特徴です。木目はきめ細かなで赤褐色〜濃褐色までバリエーションのある色相が見る人を楽しませてくれます。また、レッドシダーは和名でベイスギとも言われ、日本人にも馴染みの深い芳香や柔らかい手触りがリラックス効果や集中力アップを促します。今回はそのようなレッドシダーの良さを損なわないために無塗装での施工を行いました。
今回のデッキスペースの形状の特徴として、円弧同士が交差する箇所や、壁面への収まりなど、一部現場の寸法に合わせて加工が必要な箇所がありました。そのため手加工で仕上げる必要があり、現場で組み上げてからカットをしています。針葉樹であるレッドシダーは、柔らかく加工性に優れた木材です。同じくデッキ材として利用されることの多いハードウッド系(広葉樹)は非常に硬く耐久性の高い木材ですが、その分加工が難しく、今回のように屋内での使用と、細かな加工が発生する場合にはレッドシダーが適しているとも言えます。現場寸法に合わせて加工をしていただいたことにより、正確性が求められる端部の納まりも一切のズレなく美しく仕上がっています。無塗装ですが、設置後数ヶ月経ってもササクレなどもなく、私たちも改めてレッドシダーの良さを感じました。
物件:NAX JAPAN 成田営業所
設計:株式会社ヴィス
施工:株式会社アイクス
ウッドデッキはオフィス内にも無垢を大胆に使える良さがあり、そこで働く人のリラックス効果や集中力アップが期待できます。施工性もよく、円弧の納まりなど複雑な形状に仕上げる必要がある場合、柔らかな材質が特徴のウエスタンレッドシダーは適任ではないでしょうか。弊社では使用する場所の環境や形状を考慮した上で、さまざまな樹種をご提案いたします。樹種を決めきれずに困っている方はぜひ一度、ご相談ください。
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