木材利用へのこだわりに応えてーCLTの階段壁ー

東京中央木材市場様が、浦安から酒々井へと移転するにあたり、本社事務所を新築されました。
東京中央木材市場様は、木材市場ということもあり今回の移転に際しても木材使用に対して熱いこだわりが随所に散りばめられています。
例えば、事務所スペースの柱には、全国の桧の産地から優良な化粧柱を集めて使用されています。

今回森未来では、そんなこだわりの新事務所の階段の壁面部分に使うCLTを納品させていただきました。

近年の注目建材CLTの挑戦的活用

今回の案件では、日本全国の木材を使用した設計をすすめられる中で、近年注目されているCLTも活用したい、というご相談をいただきました。ご相談をいただいた段階で、既に設計はかなり進んでおり、どのようにCLTを組み込むか、設計監修のアトリエフルカワ一級建築士事務所様、施工会社様と打ち合わせを重ねました。
最終的に、事務所の階段部分で表しとしてCLTを活用することに。多くの人の目に触れる部分であるため、CLTとしては珍しい両面無節上小で仕上げました。（材はスギ、強度区分はMx60、仕様環境B）
CLTはすべて加工した状態で納品し、無事に竣工することができました。

まとめ

今回森未来は、東京中央木材市場様新事務所の階段壁面部分に使用する材として、めずらしい両面無節のCLTを納品いたしました。階段壁面のみではありますが、非常に重厚感があり、また無節のため非常にすっきりとした仕上がりになっています。東京中央木材市場様へお立ち寄りの際は、是非ご覧ください。

東京木材市場様の移転については、こちらのレポート記事もどうぞ。普段なかなか目にすることのない木材市場について知ることができます。

木材製品市場を知っていますか？（前編）－市場の成り立ちとこれから－
木材製品市場を知っていますか？（後編）－東京中央木材市場が新装開設－

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