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2022.8.23
まずはサンプル作成・お見積もりから
木材の調達・加工を相談する大手町のオフィスビルの中にあるカフェ「堀口珈琲」様 Otemachi One店 に、一枚板カウンターを納品させていただきました。
実際に材を見ることで元々検討頂いていたものよりも更にイメージに近いものを購入できたということで、コーディネーターとしても嬉しいご案内となりました。
今回は、依頼の経緯、納品した木材、コーディネートのポイントについてご紹介いたします。
元々お客様にてeTREEで一枚板を検索頂いていましたが、もう少しイメージに合う板を探してほしいということでお問合せを頂きました。
当初はイタヤカエデの様な比較的白い材をお探しとのことで、いくつかイメージに合いそうな板を材木屋で撮影して写真を見て頂いた後、実際にお客様を材木屋にご案内することになりました。
キハダはミカン科の落葉広葉樹で、樹高が20mほどまで成長します。木目の美しさから家具だけでなく、水に強いことから水回りの床材や建材、さらには楽器としても使用されることが多い木材です。
加工が容易で、鉋で削ると滑らかに仕上がります。
白太(辺材)は薄い黄色、赤身(心材)は黄褐色とはっきりと区別ができるのが特徴です。
樹皮の内側は息を呑むほどの鮮やかな黄色であることから、キハダ(漢字:黄肌)と呼ばれています。漢方薬や染料としても使用されており、美しい黄色に染め上がるキハダの染料は高級品として扱われています。樹皮の内側を天日干しにし、さらに粉末状にしたものを使用します。
●実際にモノを見て頂き複数の候補から選定頂くこと
●納期にあまり余裕がなかったためお客様のオフィス付近の材木屋をご案内したこと
お客様のオフィスが都心ということもあり、新宿にある材木屋さんにご案内しました。当初はイタヤカエデを目当てにお店を訪れたお客様でしたが、色々な樹種の板を見た結果、キハダの一枚板を気に入って頂きました。
結果、お問合せから5日でご満足のいく板を購入頂くことが出来ました!
カフェカウンターに一枚板を使用している店舗は日本ではあまり見かけない組み合わせですが、コーヒー文化の本場、イタリアのバール(喫茶店)では一般的で多くのお店で目にすることができます。イタリアでは仕事の合間などにカウンターで談笑しながらコーヒーを飲むそうですよ。
日本にもこんな素敵なカフェが増えたらいいですね!
物件:堀口珈琲 Otemachi One店(東京都千代田区大手町)
設計:アアト株式会社一級建築士事務所
今回は実際にお客様を材木店にお連れし、板を選んでいただきました。弊社で一枚板を調達し、お客様にて加工を手配頂きました。
森未来では木材の調達や加工、施工までご案内可能です。例えば地域の材木店だと見つけられないような大きなサイズのものや珍しい樹種の調達、各案件に対して最適な加工方法の提案など、木材に関する様々なお悩みを我々木材コーディネーターが全力でサポート致します。
ただ一枚板を写真でご案内するだけでなく、今回のように市場や様々な材木店様に実際にお連れし、お客様自身の目で選んでいただくことも可能です。一枚板に限らず、木材に関するお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。
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