土足にも対応可能な高強度スギフローリング

概要

木肌無垢フローリングはスギ/ヒノキの無垢材を複数枚積層して接着と同時に圧密したフローリングです。約50%圧密することで表面が硬くなり、通常と比べて傷が付きづらいです。また、通常では圧密加工が難しい節材も素材として用いています。

特徴

圧密化の方法には、ローラーで木材の表層を圧縮する方法とプレス機で圧縮する方法があります。木肌無垢フローリングの圧密化はプレス機で行われます。熱処理による圧縮変形の固定も行うため、圧密化した形状がもとに戻る心配もありません。

性能データ

圧密後の性能はナラ材等の広葉樹と比較しても十分な物性を持っています。

スギ/ヒノキは戦後の拡大造林で全国各地に植えられ、伐期を迎えています。地域によって環境や林業施業の方法が異なるため、同じ樹種でも性質が異なり、用途にも向き不向きがあります。しかし、圧密加工によって材の性能が向上し、用途の汎用性を広げることができます。地元のスギ/ヒノキ材をより幅広いシーンで使用できます。

木材コーディネーターからのコメント

スギ/ヒノキの傷つきやすさを克服する技術

国産材、地域材に多いスギ/ヒノキは材がやわらかいため、傷がつきやすいのが難点です。しかし、圧密加工を施せば、重歩行対応のフローリングと比べても遜色ないレベルを実現できます。地域産材を使ったフローリングをお考えの方は是非ご検討ください。

風合い

表面にはUVウレタン塗装をしており、通常材に比べて濃い色合いです（写真はすべてスギ材）。

使用事例

圧密加工に加え、UVウレタン塗装されていることによって傷がつきにくく、水や汚れにも強い仕上がりで、幅広い場所にお使いいだたけます。

木材コーディネーターからのコメント

公共施設や商業施設での活用がおすすめです

木肌無垢フローリングの真価は、車椅子や土足利用が想定される場所で発揮されます。大型店舗など、不特定多数の方が利用される空間で木を使う際は是非ご検討ください。

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プロダクトストーリー

節あり材を活用したいという想いから生まれた商品

木肌無垢フローリングの強みは、節あり材が活用できることです。節のない材の入手はハードルが高いものです。節のない（少ない）材を取るには、定期的に枝を取り除く作業（枝打ち）を行い、ある程度の樹齢まで育てる必要があります。また、節のない材を用意するには節のある部分を削ぎ落とさなければなりません。しかし、節部が圧縮時に割れやすく、従来の圧密加工では大きな節がある材は加工できませんでした。

圧密加工と相性が悪い節をどうにかしてうまく圧縮し、節あり材を活用したい。そんな思いから木肌無垢フローリングは生まれました。

商品バリエーション

参考設計価格（2023年5月時点）

その他の商品バリエーションについては商品カタログを参照ください。

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商品情報

スペック

• サステナブル
• 国産材
• 性能
• 高耐久
• 加工技術

取り扱いについて

・出入口などでは、土、ホコリ、水分を持ち込まないよう防塵マット等の設置を推奨します。
・常時水がかかる場所や水に濡れたままの放置は、シミ、変色、カビ、フローリングの膨れや反りの原因となります。
・小さな傷は市販のウッドパテで補修可能です。大きい傷の場合はご相談ください。

サンプルについて

【重要】現在サンプル送付サービスを停止しています。現在ご依頼急増につき、商品サンプルの提供を停止しております。

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Text by eTREE編集室

公開 2023.06.16