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トップ > 導入事例 > | 印刷・紙加工会社による森林認証取得への挑戦
CPP有限会社
1964年創業。
創業より60年、最新の機器を用いた一貫生産の体制構築による紙器パッケージ製造を行う。様々な分野の紙器パッケージの要望に、高品質・低価格で応えてきた。
エンドユーザーから森林認証を使用した製品を使用したいという依頼が増えてきたことが大きなきっかけでした。森林認証を取得できなければ、仕事が他社に流れてしまう状況でした。以前は森林認証を取得することは価格面での優位性がありましたが、現在では認証がなければ、そもそも仕事を受注できない段階になってきていると感じています。
最初は自力で認証取得を試みましたが、何から手をつければいいのか分からず、規格や書類準備の難しさに直面しました。審査機関と契約したものの準備が進まず困っていたところ、森未来の印刷・紙加工業界でのコンサルティング実績を知り、専門的なサポートをお願いすることにしました。
実際に依頼してみると、業界特有の認証の登録や手続き方法に精通していて、必要な書類もわかっていたのでとてもスムーズでした。一人では到達できなかったところまで、一緒に取り組んでいただけたことが本当に心強かったです。
既存顧客への新たな提案が可能になりました。
例えば、お年賀の台紙で3万枚の印刷案件を受注できました。森林認証を使用した加工の仕事を他社から委託されて受ける際の書類手続きもスムーズになると感じています。
印刷・紙加工業界は高齢化による廃業が進み、東京の紙器工業組合だけでも600社から120社まで減少しています。そんな中で、大手が手がけない細かな仕事が回ってくるようになり、森林認証を持っていることで、それらの案件を確実に受注できています。
採用面での活用を考えています。
SDGsへの取り組みが当たり前になってきている中、森林認証は会社のイメージアップに繋がります。特に、インターンシップ生の受け入れ時に、若い世代へのアピールポイントになればと思います。
「また、単なる価格競争ではなく、付加価値を付けることで差別化を図りたいと考えています。例えば、ブラインドメーカーへの木目調製品への森林認証マーク導入を提案するなど、新しい用途開発も進めています。
これからはISOのように、森林認証が業界の標準になっていくのではないでしょうか。
特に、私たちの業界は家族経営の会社が多い中、今後10-15年で業界は大きく変わっていくでしょう。その中で、森林認証は単なる環境認証以上の、企業の存続や発展に関わる重要な要素になっていくと感じています。
本記事の内容については2024年12月取材当時のものです。